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フトアゴが食べる野菜の情報共有


よくメインであげる野菜として書かれている、小松菜やチンゲンサイのようなアブラナ科の野菜は、実はあげすぎると甲状腺にあまり良くありません。 甲状腺の病気になるということはないようですが、甲状腺に作用した結果太りやすくなったり、フトアゴ自体の動きが悪くなったりする可能性があります。

甲状腺に異常をきたす物質は「ゴイトロゲン」というもので、人間でも過剰摂取すると甲状腺低下症を引き起こし、眠気、無気力、体重増加、肌のカサつきなどの症状が出ます。 (私はこれを知らずに小松菜とチンゲン菜ばかりあげていた結果、1匹だけ太り過ぎ+非常に痩せにくい子になってしまいました) ちなみに、アブラナ科だけではなく、豆苗、大豆、落花生、いちご、梨、桃、ほうれん草、タケノコ、サツマイモなどにも含まれているのであげすぎには注意です。

何をあげれば良いかというと、色々な種類(科の違うもの)をバランスよくあげるのが1番です。

すでに肥満気味の子を痩せさせる時は、サニーレタスなどのカロリーの低い野菜を中心に食べさせてください。

うちの子達にもぽっちゃりな子がいるので、基本レタス系を中心に以下の野菜をローテーションであげています。 ---------------------------------------------- かぼちゃ、にんじん、アスパラ、サラダ菜、パプリカ、オクラ、※モロヘイヤ、サンチュ、カブの葉など ---------------------------------------------- どの野菜も偏って与えてしまうと何らかの弊害が出る可能性があるので、なるべく科の違う野菜にするようにしています。 ※モロヘイヤの種子や茎には毒性があると言われていますが、食用で販売されているものは、茎や種子が含まれていないので問題ありません

キャベツやほうれん草はあげない方が良い野菜とされていますが、一概にそうとも言えません。 ほうれん草にはシュウ酸やゴイトロゲンが含まれていますが、その他の栄養価は非常に高いため、頻度を低くしてあげる分には問題ありません。 (シュウ酸とカルシウムを同時に摂取することで、それらが結合し、便とともに排出されます) キャベツに関しては小松菜などと一緒でゴイトロゲンが入っているので、あげすぎなければ問題ないです。

ネギやニンニクなど刺激のあるものは絶対にやめてください。死に至る可能性があります。

野菜ではないですが、果物もあげるのであれば、かなり低い頻度で与える方が良いです。 意外とすぐに糖尿病になってしまうので、気をつけた方が良いです。

過去に見た例として、週に2回レーズンをあげていた子が、1ヶ月で※糖尿病になってしまい、気付いてから3、4日で亡くなってしまいました。 ※糖尿病は末期になると明らかに歩き方がおかしくなります(後脚を引きずる等) そうなってしまうと助かる可能性は非常に低いです 


ここからは蛇足です。

現状、野菜を多めに食べさせ、虫を少なめにする というのがスタンダードですが、本来オーストラリアの中央部の乾燥地帯に住んでいるフトアゴヒゲトカゲは、野菜を食べません(草や花などは食べているはずですが)。

また、これだけブリードが重ねられていても、腸が短く、虫食の身体になっています。

以上より、野菜が消化の妨げになっているか少し心配ではあります。


現在、うちで一番元気なとげまるに、虫やグラブパイと水分補給だけで1ヶ月半ほど生活していますが、量を調整することで体重の管理はできていますし、非常に元気な状態です。

但し、血液検査を行ってみないとわからない部分も多いので、こまめに検査をしながら、1年程度続けていく予定です。

進展がありましたら、こちらにも記載します。

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